
ヒマラヤスギ
英名:Himalayan Cedar Deodar
学名:Cedrus deodara
Edited by 京都府立植物園 and TogoTV
Taxonomy ID: 3322 https://doi.org/10.7875/togopic.2026.025 Wikimedia Commonsヒマラヤスギ(Cedrus deodara)はヒマラヤ西部原産の常緑針葉樹で、日本には1879年にインドを経て横浜港に渡来し、京都府立植物園には1917年に導入された開園当初から生育する、園内の景観構成において象徴的存在の樹木です(京都府立植物園, 2024)。
日本国内に広く植栽されてきた一方、近縁種のアトラススギ(Cedrus atlantica)やレバノンスギ(Cedrus libani)は比較的まれで、長い針葉(2–6 cm)をもつヒマラヤスギに比べて、これらはより短い針葉(3–3.5 cm以下)をもつため、実用的な見分けポイントになるとされています(Ohi-Toma et al., 2021)。
また、Ohi-TomaらのクロロプラストDNAやミトコンドリアDNAに基づいた識別調査によると、日本のCedrusは11の遺伝的分類に分けられ、そのうち1つにヒマラヤスギとレバノンスギの交雑も確認されています。本樹木は、ヒマラヤスギの純系統のリファレンスとなり得る木でもあります。