iTraNet を使ってトランスオミクスネットワークを構築・解析する

iTraNet: integrated Trans-Omics Network Visualization and Analysisは、トランスオミクスネットワークを構築・解析できるウェブツールで、東京大学の研究グループが開発・運用しています(原著論文: iTraNet: a web-based platform for integrated trans-omics network visualization and analysis, https://doi.org/10.1093/bioadv/vbae141)。トランスオミクスネットワークは、遺伝子、タンパク質、代謝物など、複数の階層にまたがる生体内分子の相互作用を包括的に表現するネットワークです。iTraNetはマウスのデータを基盤としており、遺伝子制御、タンパク質間相互作用、代謝、代謝物交換の4種類のネットワークを構築・可視化することができます。データのアップロードだけで簡単に解析を開始でき、パスウェイマッピングや次数分布、モチーフ抽出などの高度なネットワーク解析も可能です。他生物種のデータを使用する場合は、遺伝子名をマウスのEnsembl Gene IDに変換する必要があります。今回はマウスの RNA-seq 解析データ(transcriptome data)を使って、遺伝子制御・タンパク質間相互作用の可視化(解析)を行い、実際にハブ分子を検出する方法を紹介します。

Highlights

  • 00:07 1. トランスオミクスネットワークの概要
  • 00:18 2. iTraNet の概要
  • 01:13 3. 解析用データのダウンロード
  • 02:57 4. 入力用ファイルの作成①
  • 03:50 5. 遺伝子名をマウスのアンサンブルIDに変換する方法
  • 04:38 6. 入力用ファイルの作成②
  • 05:14 7. iTraNet による解析(解析A:遺伝子制御に関するネットワーク)
  • 06:41 8. 解析結果について(解析A)
  • 08:18 9. iTraNet による解析(解析B:mRNA同士の関連に関するネットワーク)
  • 08:50 10. 解析結果について(解析B)

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241208_iTraNet.mov

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