本日の統合TVは、2024年10月5日に開催された
トーゴーの日シンポジウム2024 の口頭発表から 尾崎 遼 (筑波大学 医学医療系 准教授) 氏 による、「細胞レベルの機能・表現型と遺伝子発現を関連付ける「Cell IO」データベースの開発」
(講演スライド)をお送りします。講演要旨は以下のとおりです。
多細胞生物における細胞レベルの機能・表現型に関する知識は、現在文献データと1細胞トランスクリプトームデータという2種類の公共データの中に散逸しており、気軽にはアクセスしづらい。そこで本研究では、細胞型を「主語」とした生物学的知識の利活用を促進するため、細胞の機能・表現型を整理したデータベース「Cell IO(セル・アイオー)」(Cell Input/Output)の構築を目指す。具体的には、1細胞トランスクリプトームデータと紐づく細胞の機能・表現型と摂動情報を整理するとともに、文献から細胞の機能・表現型に関する情報を抽出し、統合して提供する。本発表では、Cell IOの構想について紹介し、開発の方向性について議論する。
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