MaxQuant を使って生データから計量情報の付いたタンパク質同定結果の一覧を取得する

MaxQuant は、マックス・プランク研究所 (Max Planck Institute of Biochemistry (MPIB))が開発しているプロテオミクス解析用ソフトウェアで、LC-MS/MS測定で得られた生データからペプチドやタンパク質同定一覧を得ることができます。大規模な質量分析データセットを分析するために設計されており、特に高分解能MSデータを対象としています。ラベルフリーの定量と同様にいくつかのラベリング技術がサポートされています。 今回はjPOSTから取得した「マウス培養細胞の分泌タンパク質プロテオームのデータ (JPST000403)」を例に、抗ウイルス物質刺激の有無の比較解析をしながら、MaxQuantの使い方を紹介します。 動画の最後に説明しているMaxQuantのYouTubeチャンネル (サマースクールの様子)MaxQuantのGoogle Groups (メンバー登録が必要)もあわせてご覧ください。
MaxQuant1.6.17.0を利用されている方へ(2020年12月2日現在) 「開始」を押した際に「Error:.NET Core2.1 needs to be installed. Please visit https://・・・」が出た場合の対処方法 1.「やめる」で検索を停止します。 2.「グローバルパラメータ」→「Advanced」→下にある「Use .NET Core」の✓を外します。 3.もう一度「開始」をクリックします。 4.次回以降は最初から✓を外すとエラーが起きずに検索が開始されます。

見どころダイジェスト

  • 00:09 1. MaxQuantについて
  • 00:39 2. 今回使用するデータの説明
  • 00:54 3. MaxQuantをダウンロードする
  • 01:44 4. FASTAファイルをダウンロードする
  • 02:50 5. MaxQuantを立ち上げて、解析を開始
  • 10:33 6. 解析終了 ペプチドのMS/MSスペクトルを確認する
  • 11:23 7. タンパク質同定一覧の見方
  • 13:17 8. 標識法(TMT、iTRAQ、SILAC)の設定

動画ファイルのダウンロード

200515_MaxQuant.mov

再利用時のライセンス

クリエイティブ・コモンズ CC-BY-4.0

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