遺伝で決まること、決まらないこと @ 遺伝研一般公開講演会2017

本日の統合TVは、2017年4月8日に開催された国立遺伝学研究所 一般公開 講演会2017から、国立遺伝学研究所 人類遺伝研究部門 井ノ上 逸朗 教授 による「遺伝で決まること、決まらないこと」をお送りします。約46分です。
「次世代シーケンサーと称される新世代シーケンシング技術の発展は目覚しいものがあり、ゲノム医学推進の駆動力となり医学・医療を一変させつつあります。なにしろ、ヒトの全ゲノム情報が10万円程度で解析できるようになっています。今回、最先端のゲノム研究からわかった遺伝研究について紹介しますが、研究が進むと遺伝が関係ないことも明らかになります。例えば、近視は遺伝が関与するとされていた典型的な表現型ですが、どうも遺伝の影響ではないようです。また膨大なゲノム情報が得られるとともに、がんにおける遺伝子異常が次々と明らかになっており、それに伴い治療方針も決定される時代となりつつあります。本講演では「遺伝」をキーワードにさまざまな話題提供したいと思います。」

見どころダイジェスト

  • 02:00 1. DNA配列と病気〜
  • 03:42 2. 乳がんの原因遺伝子と遺伝子検査〜
  • 08:53 3. 次世代シーケンサーとは〜
  • 11:34 4. ゲノム解析が医療に応用された〜
  • 16:53 5. 近視は遺伝?環境?〜
  • 21:57 6. 遺伝子検査の実態〜
  • 24:55 7. 遺伝子でどこまでわかるの?〜
  • 27:17 8. ゲノム情報とスポーツ〜
  • 31:05 9. 遺伝病の検査(血液検査、着床前遺伝子診断等)〜
  • 38:37 10. 個人が持つ変異数〜
  • 40:26 11. 遺伝と環境どちらが大事?〜
  • 45:34 12. トークのまとめ〜

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