UCSC Gene Sorterを使って遺伝子間の関連性を検索する 2017

UCSC Gene Sorterは、 米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)が開発、維持しているUCSC Genome Browser の中のコンテンツの一つです。UCSC Gene Sorterは、興味のある遺伝子周辺もしくは遺伝子同士の関連性について、UCSC Genome Browserが持つさまざまなデータを使って文字通り「ソート」することによって容易に検索することができるツールです。最近のアップデートで、GTExプロジェクトで測定された正常組織の発現プロファイルデータを利用できるようになっており利便性が向上しています。関連性のある遺伝子をリストアップした後、それらの遺伝子に関するIDや配列をまとめて取得することができます。今回は、心筋で特異的に発現する遺伝子TNNT2(Troponin T2, cardiac type)を例にして使い方を説明しています。
ちなみに、UCSC Genome Browser のウェブサイトはヨーロッパとアジアにミラーサイトがあり(UCSC Genome Browser Mirror Sites)、日本からアクセスする場合には、アジアのミラーサイト(RIKEN横浜キャンパス)を使うとさらに高速です。

見どころダイジェスト

  • 00:32 1. UCSC Gene Sorter のウェブサイトにアクセスする
  • 01:20 2. TNNT2の検索結果
  • 01:47 3. GTExの表示設定を変更する
  • 03:09 4. GTExの発現プロファイルに基づいた結果の絞込み方法
  • 04:58 5. 検索結果に表示されている遺伝子の各種配列をすべて取得する
  • 06:04 6. タンパク質の配列相同性に基づくソート

動画ファイルのダウンロード

170908_GeneSorter.mov

再利用時のライセンス

クリエイティブ・コモンズ CC-BY-4.0

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